ソーシャルビジネスやSDGsの説明やセミナーなどを見ているとしばしば「三方よし」という言葉がでてきます。
この言葉の意味するところ、そしてソーシャルビジネスやSDGsとの親和性について簡単にご紹介していこうと思います。
近江商人
近江とは現在の滋賀近辺の旧国名です。江戸から明治にかけて行商として活躍していたそうです。
三方よし
彼らが大切にしていたのが
・買い手よし
・売り手よし
・世間よし
この3つの精神でした。
売る人、買う人、そして社会。そのすべてにおいて”良い”ことが商売において大事だと考えていたわけです。
ソーシャルビジネスと三方よし
ソーシャルビジネスの目的は利益の最大化ではなく社会問題をビジネスによって解決することです。
ビジネスとして成立したうえで社会問題を解決する。ソーシャルビジネスやSDGsにおいて三方よしが語られる理由はここにあります。
3つのうちどれが欠けても成り立たない。三方よしという理念はソーシャルビジネスを語るうえでわかりやすく、そして大切な指針として受け継がれています。
※参考
「三方よし」のビジネスモデル 未来に永続する事業の必須条件
近江商人の「三方よし」のひとつに、「世間よし」という考え方がある。社会に対して長期的な展望で貢献する事業となっているか。事業を構想していく上で、常に考えるべき「社会的意義」について考察する。
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