12/3(土)に開催しました
『第9回 SDGs ソーシャル・ビジネス・ネットワーキング・ラボ』
会場には20名を超える方にご来場いただき、
オンラインでの参加を合わせると
50名を超える方々にご参加いただきました。
ありがとうございました!
大切なのは、熱意や思い
当日は九州大学SBRCセンター長・星野裕志さんにもご来場いただき、
ご挨拶をいただきました。
星野さんからは、バングラデシュでのグラミン銀行視察について
ご報告いただきました。
グラミン銀行では、現地の方が起業するための小口投資を行っています。
バングラデシュでは女性が働ける場所がないとのことで、
女性たちが小口投資を希望してやってきます。
貧困から脱却することが難しい現状がありましたが、
6~7万円の投資を受けて起業することで、
生活を大きく変えることができるそうです。
星野さんが投資審査の担当者に審査基準を尋ねたところ、
「熱意を感じるかどうか」が基準になるとのことでした。
それは、
「緻密に計画を立てたとしても、熱意がなければ成功はしないから」
とのことでした。
SBRCのエグゼクティブ・ディレクターである岡田さんからも、
「ソーシャルとビジネスという相反する考え方をつなげるのは “心” だ」
というお話をしていただきました。
一人ではできないことも、仲間となら実現に向かえる
また、休眠預金活用事業を活用したコレクティブハウス(相互扶助型住宅)について
リエートス代表理事の小野さんより事例発表していただきました。
この事業については、小野さん一人ではなく、
リエートスのもう一人の代表理事である
株式会社マイソルの福澤さんと取り組まれています。
小野さんからは、
「一人ではとてもできないことが、福澤さんと取り組むことで実現に向かっている」
というお話がありました。
一人だと困難に思える状況や課題も、
ユヌス・ソーシャルビジネスの原則を軸に、
思いや熱意を共有する仲間と一緒に取り組むことで可能性が見えてくるのだ
と、改めて感じました。
ソーシャルビジネスへの可能性
「社会課題をビジネスにする」というソーシャルビジネスは、
矛盾する2つの考え方を結びつけることが必要になるため、
一筋縄ではいきません。
諦めてしまうことは簡単ですが、
こうして”思い”を軸に、仲間と一緒に考え続けることで
不可能が可能になっていくのではないかと、
ソーシャルビジネスへの可能性を感じた一日となりました。
一般財団法人リエートスでは、
ソーシャルビジネスに取り組む・志す起業家のみなさんの拠り所
となるようなコミュニティを運営しています。
(リエートスのHPはこちらからご覧いただけます)
毎月第1土曜にイベントを開催しています。
(月によっては変更になることもありますのでご確認ください)
・ソーシャルビジネスを起こしたい
・ソーシャルビジネスを応援したい
・社会課題に関心がある
という方のご参加をお待ちしています。
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