みなさん、こんにちは。
SDGs/ソーシャルグッドなコミュニティスペース マネージャーの牛島です。
先日、「気候変動による温暖化からアスリートや労働者の健康を守ること」をテーマに、起業準備を進める方(Tさん)が事業のご相談に来られました。
大きな社会課題として認識されていませんが、実は温暖化による健康への影響は大きな問題となってきています。毎年夏になると、熱中症による緊急搬送や亡くなる悲しい事故のニュースが取り沙汰されます。
ニュースでは、「エアコンをつけないと熱中症になります。特に高齢の方は気を付けてください」と盛んに熱中症の危険性を促します。しかし、熱中症による健康被害は高齢者のものだけではありません。
Tさんは、自身の好きな野球(=スポーツ)という観点からこの問題に取り組みました。さすがに近年は、かつての水分補給も禁止されるような根性論の世界とは変わってきましたが、よほどのプロアスリートでもない限り、水分補給の重要性がまだ見逃されていると感じたのです。
その問題を更に調査していくと、水分補給の問題はアスリートだけでなく、一般のエッセンシャルワーカーの中にも多く内在していることがわかってきました。特に工事現場で働く方にとっては、健康の問題だけでは済みません。重度な熱中症にならなくても、危険な工事現場でパフォーマンスや緊張感が低下することは、大きな事故につながる危険性も秘めているからです。
Tさんは、この問題に取り組むため、ソフトウェアやアプリケーションの開発を企画しています。現在はまだ普及していない熱中症、水分補給の問題ですが、この問題が顕在化された時に労働現場の働き方は大きく変わるかもしれません。また、このことは、高齢者、途上国、子供の健康など多くの対象にシフトしていく可能性も秘めています。
Tさんとの面談の中では、これまでの事業構想の進捗をヒアリングした上で、ビジネスを進めていくための問題点についてアイデアを出し合いました。Tさんが持つ課題は、共に事業に向かうパートナーの必要性でした。特に、システムやアプリケーションの開発に詳しい方とパートナーシップが必要と感じられています。もし、このブログを読んでピンときた方はお気軽にお問合せくださいませ。
また、ウィズスクエア福岡では社会起業の様々なご相談にも応じております。小さな事から大丈夫ですので、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。
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