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リエートスイベント・ソーシャルピッチダイジェスト②株式会社CELTIS 古賀 䅿奈子さん

SDGs

1月16日にウィズスクエア福岡店にて開催されたソーシャルビジネスコミュニティ「リエートス」の定例イベントが開催されオンラインでも配信させていただきました。

今回はソーシャルピッチにご参加いただいた3名のピッチを文字起こしする企画第二弾株式会社CELTIS編です。

メディアを通して発達障害を持つ方やご家族、そして一般の方々にも有益な情報を届けてより良い生活を実現させるための事業となっています。

会社概要 | 株式会社CELTIS

はじめに

皆さんこんにちは。株式会社CELTISの古賀と申します。

私の会社、といいましても去年の12月に登記をしたばかりでできたてほやほやなので、実績などもまだない状態ではありますがこれからどんなことをしていきたいかをお話できればと思います。

まず、何をしている会社かということですが「SMALL STEP」と大きく出ているこれは番組のタイトルを予定しております。何の番組かといいますと2021年4月からケーブルテレビのJ:COM福岡さんで発達障害をテーマとしたテレビ番組をレギュラーで作ることになりまして、その番組名が「SMALL STEP TV」と考えています。

この発達障害についての情報発信を一番の事業として進めていきたいなと思っている会社です。

自己紹介

プロフィール

なぜ発達障害についての情報発信をしたいのかと一番よく聞かれるので簡単に自己紹介からさせていただきたいなと思います。

私はもともと大学卒業後はインターネットのニュースサイトをつくる会社に就職しました。そこでレポーターをしていたんですけれども自分でレポーターをしているうちに動画を作りたいな、企画からしたいなと思い始めて、そこでディレクションだったり編集などを学んで映像制作業務に携わっていました。

ただ私は過去、小学生から大学の間に6年間くらい実はひきこもりをしておりましてあまり人と関わるのが得意じゃなくて、就職はしたものの組織になじめず技術の仕事は欲しいのですが、会社に行けないので辞めますけど仕事をくださいということで独立しまして、そこから個人事業として映像制作だったりお客様の希望に沿ったテレビやCMなどを作る会社をしておりました。

その間に結婚をしたので一時期関東の神奈川に住んでいたんですけど、神奈川でもデータのやりとりをしながらずっと映像制作をしていました。

そのうちに私の子供がひとり生まれまして、その子供が2歳のときに発達障害の自閉症を診断されました。

そのときに母親として思ったことが、発達障害というのは皆さんお聞きになったことがあるとおもいますが、どんなものかといわれるとあまり知らない方が多いのではないかということです。

例えば自閉症だとコミュニケーションが苦手という大きな特徴があるのですが、私の子供も2歳になったら普通は会話がちょっとできるはずなのにこっちを見ないとか、そういうことがあって保育園の先生などからも躾がなってないとか愛情が足りてないとかいろいろ言われました。私も親として嫌な思いをして産後うつになったりもしたんですけれども、そういうことがあって自分でも発達障害って何だというのはもっと発信していかなければいけないことなんじゃないかなと思っていたところ、この度テレビができるようになったので会社を立ち上げました。

民間資格なのですが、発達障害児支援士というのを取得しまして発達障害について学んだので自分が学んだこと、あとは取材に行って人から聞いたことなどもテレビにして届けていきたいなと思っています。

具体的に考えている事業をご紹介します。

会社紹介

会社概要

その前に、会社名のCELTISなんですけれども植物の榎ってご存じですか?その榎の花言葉が共存共栄でして、障害がある方と今の社会がどんなふうになってほしいかと考えたときに共存共栄していく社会だと思っていて、この言葉がとてもいいなと思ったので会社名としました。

目的としては、まず自分が保護者として大変なこともあったので他にも家庭でそういったお子さんをお持ちの保護者の方がより幸せな子育てができるようなサービスだったり情報を提供していきたいなというのがひとつ、もうひとつは発達障害に対する正しい情報、これを保護者だけではなく発達障害について知らない方たちにも広げていくことです。
その情報発信を通じて今後、障害をお持ちの方もそうじゃない方もよりお互いが理解しあって豊かな社会になってほしいという思いでこのふたつを目指して頑張りたいなと思っています。

具体的な事業内容ですが、発達障害をテーマとした情報番組こちらがJ:COM福岡で始まります。これをメインの柱にしていこうと思っています。

あと、これは私ひとりではなくアプリの会社とクラウドファンディングの会社にお話しをいただいて、今、家庭で発達障害の子供を教えることを療育と言うのですが療育って紙のものが多くて、とてもアナログなんです。
例えば絵カードというのがあるんですけれどもカードで紙なのでとても荷物になるし、子供がお茶をこぼしたりしたらすぐくしゃくしゃになるなど困ることがたくさんありましてそういったものをデジタル化していけないかと思いましてこれを企画しております。

この2つをメインで、あとはその他の会社ともいろいろ組んでやっていかないと福祉だけでは広がらないなと思いましたので他の会社との協業も障害のある方の絵を活用した商品を企画したり、障害のある方と一緒に働くための取り組みとして漢方のお茶をつくったりしています。

これは何かというと、ものづくりの袋詰めなどを知的障害の方の施設などにお願いをしてお仕事をお渡しできるようにしていきたなと考えています。

資料の下の方はサブ的なもので今日は柱となるテレビについてお話したいと思います。

テレビ番組

企画概要

4月から始まる「SMALL STEP TV」の概要なのですが、目的はさっきお話した通りです。

何が他の一般のテレビと違うのかという特徴なのですが、放送はJ:COM福岡さんなのですが、インターネットで二次利用させていただけるというのをお願いして許可をいただきました。
テレビではJ:COM福岡で放送は福岡市と北九州市だけになるのですが、放送が終わったあとに私たちのSNSやyoutubeのチャンネルにアップロードしたり、福岡の情報を発信されているニュースサイトに掲載してもらったりテレビだけで終わらせないずっと継続してあとから必要な人にも届けられるような形で進めていきたいなと思っていまして、これが他のテレビとは違うところかなと思っています。

テレビだとその時に見ている人しか届けられないので後々見てほしいなということがあってこのような形にしました。

視聴エリア

テレビはどこで見られるのかと言いますと、福岡エリア、糸島あたりから北九州くらいまでJ:COMが視聴できるところは4月から見ることができるようになります。

日時は現在、調整中なのですが1回15分の番組を4回再放送していただきます。それが月に2本なので計8回放送されることになります。もし視聴可能な方がいらっしゃいましたら一度見てほしいなと思います。

番組構成

内容としてはこのように内容1と内容2の6分×2で作ろうと思っています。

内容について

前半の企画1のところでは企業さんにスポットを当てたいなと思っています。企業のどういったところにスポットを当てたいかというと、発達障害のある方とともに働いていらっしゃる企業さんで事業として成功している例をどんどん取り上げたいなと思っています。これはなぜかというと今、障がい者が働くとなると特例子会社などができてきてはいるのですが、やはり福祉の観点が強くてなかなか黒字にできないということが大きくて利益を追求したいけどやり方がわからないという会社が多いので、この部分はもっと届けていくべきだと思ってまず企業をテーマにしています。

利益を出したあとは、利益を出した分で障がい者の方たちの収入にしてほしいという気持ちがあります。
もちろん赤字続きだと企業としても大変、でも事業を継続しないと皆さんの雇用などにも困りますのでそれも大事。

あと問題になっているのが障がい者の方の親が亡くなった後どうするかというのがあります。親がいるうちは一緒に実家で生活したりしていいのですが、自立のことを考えると障害年金はもらっているけれどもそれはグループホームにすべて入れてしまうから本人たちが遊べるお金がないなど、逆にグループホームとかにも入っておらず、実家で暮らしていらっしゃる方はご両親が何かの拍子で入院されてしまったとなるとご兄弟が診ないといけないなどそういった問題も起こっています。

そういうこともあって事業として成功していかないとというのが障がい者とともに働く企業さんの課題になっていくのではないかと思いますのでこちらにスポットを当てて届けていきたいと思っています。

とはいえどうやって関わっていけばいいのかわからないと思いますので後半では専門的な方のインタビューを録っていきたいなと思っています。

例えばお医者さんですね。発達障害って何ですか、どういった特徴があるんですか。
言葉が苦手な人だったらどうやったら言葉が出るんだろうというのを言語聴覚士さんに聞いたり、あと障害がある方が親なき後の問題がどうやったら解決できるんだろう。成年後見人だったり民事信託、こういう難しいことも司法書士さんなどに教えていただく。

雇用の面に関しても雇用するにしてもどういったサポートを国からしてもらえるのかなど色々な質問が上がってくるのでそういった具体的専門的なことは後半の企画2のほうで掘り下げていきたいと思っています。

協賛

最後にどうやってこれで収益を出すのかとよく聞かれます。

この番組はJ:COMさんからお金をいただくようなテレビ局みたいな感じではありません。

私たちがスポンサーを探して、番組を作って制作も営業も全部自分達でする形なのでまずやらないといけないのがJ:COMさんにテレビの枠代をお支払いする経費がかかります。撮影するにはカメラマンさんなどにお仕事をお願いするのでその費用がかかります。音を整えるお仕事などいろいろな方にお仕事を頼まないといけないのでその分をどうにかして利益を得ないと私たちもひたすらボランティア、赤字、自腹でやらないといけないという困ったことになります。なので番組の協賛プラス宣伝することができますよということでスポンサーさん探しも兼ねてこういった形でいま募集しているところです。

本当はボランティア団体さんだったりお金をいただかない、いただけないけれど大事なところを紹介していかなければいけないのでそういったところに自分達が行くためにも基本のスポンサーの協賛というのは必ず必要なことです。ここは課題ではありますがいまのところ5社くらいですが大きいところ、小さいところそれぞれご希望に合わせてどういったプロモーションしたいですかというのをご提案させていただいているところです。

協賛2

番組本編に出る方、CMに出る方、エンドロールだけだけどスポンサーになりますよという方だったりとかいろいろな形があります。

例えば番組に出たいということがあればそこに訪問させていただきますし、その他応援したいという方がいたらCMを探したりなどそんなかたちで営業も進めていきますので何か思い当たる方がいらっしゃいましたら是非紹介していただけたら嬉しいなと思います。

以上これから進んでいくばかりなので具体的にはないんですけれども、これからこんなことしましたとたくさん報告できるような会社にしていきたいなと思いますのでぜひ注目していただけたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。本日はありがとうございました。

リエートスよりお知らせ

今月のリエートスイベントは今週末の2月20日に開催されます!

オンライン視聴は無料ですのでぜひチケットをご予約のうえご視聴ください。

2/20(土)元・国連広報官が語る「SDGsビジネスのつくりかた」&ソーシャルピッチ【リエートス定例イベント】
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