ソーシャルビジネス

【ソーシャルビジネス】これからの世界とソーシャルビジネス

ソーシャルビジネス

みなさん、こんにちは。
マネージャーの牛島です。

6月30日に開催された、『Social Business Day 2021 Japan Forum』に参加しました。

『Social Business Day 2021 Japan Forum』とは
ユヌスセンター主催によるSocial Business Day 2021が6月28日(月)~7月2日(金)までオンラインが開催。
<イベントの詳細>
https://socialbusinesspedia.com/events/sbd2021
プログラムのひとつであるCountry Forumでは15カ国が各Forumに分かれて、各国のソーシャル・ビジネスの現状、取り組みを発表し、そこでの内容をとりまとめて最終日の7月2日に発表することになっています。Japan Forumは6月30日(水)午後1時から午後2時半、Zoomで開催の予定です。様々なソーシャル・ビジネスの分野で活動されている方々により、添付のプログラムに沿って、5分間ピッチを開催します。当日はユヌス博士にもご挨拶をいただく予定になっています。国内外におけるソーシャル・ビジネスの事例や最新の取り組みを知る絶好の機会です。

ソーシャルビジネス(社会起業)の創始者であるムハマド・ユヌス博士のユヌスセンター主催の世界的なイベントです。世界各国でソーシャルビジネスの事例発表等を行い、それを最終的に取りまとめて発表される取り組みです。

日本版のJapan Forumは、著名なボーダレスジャパンさん、グラミンユーグレナさんや、ユヌス・よしもとソーシャルアクション(吉本興業)さんなど、素晴らしい会社さんが集まりピッチを行われました。

個々のピッチも大変素晴らしかったのですが、ピッチの最後に、ムハマド・ユヌス博士も登壇されました。私自身は初めてムハマド・ユヌス博士の言葉をリアルタイムで聞くことができたのですが、英語がままならない自分にもメッセージがストレートに伝わるような力強いお話でした。

メッセージの趣旨としては大きく3つに分かれていたように思います。
※言葉の意味は牛島なりの解釈が入っているので、ご了承ください。

(1)No Going Back!
コロナ前の世界は、崖の下(地球環境危機、社会危機)に向かっていく列車だった。コロナウィルスで世界は一旦立ち止まることを迫られた。これからは、前の危機的な世界に戻っていくのではなく、新しい世界に向かうためのチャンスにしていくべき。

(2)3つのゼロ(貧困0/失業0/Co2排出0)の世界へ
これから目指すべき指標は、3つのゼロ。世界の大きな問題は、Co2排出をはじめとする環境負荷、貧困及びそれにつながる失業。社会をより良く変えていくためには、現在の経済システムでは難しい。持続可能な地球への貢献及び、お金を稼ぐことも含めた個々の幸福の実現を行うためには、ソーシャルビジネスという形態で、一人一人が社会課題解決&ビジネスを行っていくことが望ましい。

3ZEROクラブという発想
3つのゼロを実現するための取り組み。5人一組でグループをつくり、相互に作用しながらソーシャルビジネスをより進めることができるようになる。


この3ZEROクラブですが、その中でリーダーシップをとるのは若者となっています。この社会をつくった世代ではなく、これから世界をつくっていく若者がリーダーシップをとっていくべきという発想に基づいているようです。

通常、世代交代は段々と行われていくものですが、それを意図的に起こす仕組みとして非常に面白いと感じます。私は30代ですが、10代以下の世代とは大きなギャップを感じます。それは世代間ギャップというより、テクノロジーやグローバル、多様性のある社会が当たり前で育った世代との、大きな感覚的な違いだと思っています。

この新たな感覚から、新たな発想が生まれてくると思いますし、また何より、これからの社会は新たな感覚を持つ人々が生きやすい社会になっていくべきとも思うのです。

『Social Business Day 2021 Japan Forum』はとても示唆のある会でした。
こちらのブログを見て思う事、感じる事がある方はぜひお話をできればと思います。

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